大人になってから始めたバレエがなかなか上達しないのを「若くないから」という理由で、諦めているわけではないけれど、上達しない自分というのを認めてしまっていることはありませんか?
私は、「子供だったら筋肉の成長時にトレーニングするから筋肉がつきやすいのでは」とか「柔軟性も手に入りやすいのでは」などなど、科学的根拠が有る無しに関わらず、そんなことを鬱々と考えたりします。
しかし最近、大人バレエとは言っても、もう5年ぐらい真面目にレッスンに通っているという事実を認識し、心静かに仰天いたしました。
「え、5年間やってて、デベロッぺの脚(特に前脚)全然上がってないじゃん」「ターン系もまだ全部やばい」と、習い事5年経っても、色々なことができていない自分に素直に驚いてしまいました。
大人だからと自分に理由つけていたのがダメだったのか?
練習量が足りないのか?
それとも身体の限界なのか?
と、色々思うのですが、最終的に落ち着いたのが、「基本的にバレエは習得に時間がかかる」という事実です。
このバレエ習得に関しては大人も子供も関係ないと思っています。
もちろん若さゆえの上達の速さというのはあると思います。
それでもやはりバレエの上達に近道はない、と思っています。
振り返ってみるとこの5年間で上達したことは多々あります。
例えば、柔軟性は5年前に比べると断然柔らかくなっています。
ターン系でも「シェネでテンパって頭がメーリーゴーランド状態」になっていた頃から、「テンパらないが少し目が回ってメリーゴーランド状態だけど、すぐに戻ってこられる」というようになりました。
アンデオールも昔は意識できなかったけど、今は随所に意識できるという感じです。
なので上達は必ずあると思います。
若かったらもっと早く上達できる「近道」のようなものがあると思ってしまうのは、私たち大人バレリーナの妄想ではないでしょうか?
大人でも子供でも、バレエ上達には時間がかかると思います。
「毎日、毎回のレッスンでコツコツ積み上げていくしか道はない」と思っている今日この頃です。
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