発表会やコンクールで踊りを人に見せる時には、普段のレッスンで習っている技術的な面のみでなく、表現力が大切になってくると思います。
私はもうかれこれ1年ほどプライベートレッスンでバリエーションを習っています。
もちろんバリエーションを踊るということは、「誰かに見せるため」(私の場合は大人バレエコンクールに出たいと思っている)であり、先生から表現力に関して指導があります。
今回は表現力の大切さや、どのように表現力をつけるかについて考えていきたいと思います。
バレエの基礎を超えて「踊る」ことを楽しむ
バリエーションは基本的に、普段のバーやセンターで練習している色々なパやターンの組み合わせになります。
しかし、バリエーションはセンターレッスンの延長線上「ちょっと難しく長いアンシェヌモン」ではないと痛感させられます。
正しく踊りたいという気持ちが強すぎて、レッスンで習っていることをきちんとしようとすると、ガチガチな踊りになったりします。
私はもちろん基礎もまだまだなのですが、バリエーション練習の時には、先生に「踊りを楽しんで」と言われます。
基礎の動きに集中するのはもちろんなのですが、音楽に合わせて、踊りを楽しむとういうことがまず第一だと思います。
腕や上体を使って表現する
何を表現するかはバリエーションによって様々です。感情、エレガンス、しなやかさ、強さ、優しさなどなど。
私がよく注意されるのは腕と上体の使い方です。
よく「腕を柔らかく使うように」と注意されます。
肘や手首の動かし方を習い、腕の動きを練習していると、腕がすごーく筋肉痛になることがあります。
また足はしっかり基礎に則って動き、下半身と上半身を切り離して動けるように注意されます。これは結構難しい。
上体の使い方は、もちろん時と場合によるのですが、胸をぐっと前に出してアクセントをつけるようにと言われます。
バーやセンターでこの胸をグイッと出すことはあまりないと思うのですが、表現力をつけるために注意されます。
観客を見て踊る
バリエーション練習をしていると集中しなければならないところがたくさんあって、考えながら踊っていると視線が定まらない時があります。
先生からは視線も注意されます。どこを見るのか。手の先を見るのか、手の向こう側を見るのかなどなど。
それに踏まえて、ところどころで観客をパッと見るように注意されます。
そうしないと見ている側に感情が伝わってこないし、見ていて退屈な踊りになるのだそうです。
踊り手と見る側のコンタクトというのが大切なのでしょう。
まとめ
今回は表現力の大切さや、どのように表現力をつけていくかについて書いてみました。
技術的な面を磨くのも大切なのですが、「表現力」も重要です。
踊りを楽しむ、観客を見る、そして技術的な面で言えば、腕や上体で表現をつけるということになるでしょう。
このように表現力に関してはバーやセンターレッスンではあまり習わないので、バリエーションや発表会などの準備には表現力を磨くことが欠かせないと思います。
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