ポワントシューズのシャンク(インソール)の部分を切ると甲が出しやすくなったり、足裏が床を感じやすくなったりすると聞いたことはないでしょうか?
私はポワントの個人レッスンを受けているときに、先生から「シャンクの部分まだ切っていないの?」と言われました。
私は切らない方が足へのサポートがあっていいのではないかと思っていたのですが、先生に勧められて、使い潰したポワントシューズで試してみました。
今回は、シャンクを切って、甲が出やすくなったのか、床の感じ方、サポート感について検証してみたいと思います。
1. シャンクを切る
私の履きつぶしたレペットのポワントシューズのシャンクを切ってみました。
元々 3 /4シャンクで、シャンク自体は、厚紙か何かでできていました。
もう使い古していたのでソール自体がかなりふにゃふにゃになっていました。
大体の目安をつけて、ハサミで切りました。力は必要ですが、切れないほどのものではありません。
少し切って、履くを繰り返し、甲を出すときに自分の足裏にフィットするかを調整します。


2. 甲の出やすさの検証
エシャッペで甲の出やすさを、シャンクを切る前と切った後で、試してみました。


シャンクを切った方が若干出やすさを感じましたが、そんなに大差ないように思いました。
写真を撮ってみると、シャンクを切った方が甲が出ているように見えますが、シャンク云々よりも、足の踵の部分をアンデオールしてくことに意識した方が、より甲が出ると思いました。
やはり基本のアンデオールが最重要ということです。
3. 床の感じ方の検証
足裏の床の感じ方は、シャンクを切った方が感じやすかったです。
シャンクを切ることでソールが薄くなるからだと思います。床を感じやすくすることで、足の安定感も増すと思います。
4. サポート感の検証
私はもともとポワントは初心者なので、シャンクを切ってしまうことで、ポワントで立つときにソールのサポートがなくなってしまうのではと不安だったのですが、切ってみても特に立ちにくいという感じはありませんでした。
なのでサポート感に関してはシャンクは切っても大丈夫だなと思いました。

甲を出しやすく、足のアーチを見せるにはシャンクは切った方がいいかもしれませんね。シャンクを切ることで床を感じやすくし、サポート感は変わらなかったので、切って加工するのは全然ありだなと思いました。
しかし、一番大事なのは足がアンデオールになっていることだと思いました。
シャンクを切って加工したポワントシューズを履いたことない方は、一度古いポワントシューズなどを使って試してみてはいかがでしょうか。
少し違う感覚になる程度なので、試してみても良いかと思います。
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